初めての React アプリ作成ガイド
多くの開発者はJavaScriptの使用経験があることから、Reactアプリの構築を初めて行う場合でも、比較的に短時間で行うことができるのではないのでしょうか。そこで、これら2つの関連性、初めて React アプリを作るために必要なもの、そして React を使う練習として使えるヒントをご紹介していきます。
主なポイント:
- CSS と JS がわかる開発者の方が、初めてでもReactアプリを作りやすい。
- React は人気であることから、ビギナー向けに React アプリを作るための役立つリソースが多い。
- UXPin Merge のテクノロジーを使って、React アプリのプロトタイプの作成およびテストができる。
UXPin Mergeテクノロジーで React アプリ第1号を効率よく構築しませんか?
Reactコンポーネントを UXPinのデザインエディタにインポートし、高度なインタラクションを追加してみて、実際のアプリと同じように機能するプロトタイプをつくってみましょう。
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CSS と JS で React アプリ第1号を作る
CSS と JS がわかると仮定すると、React アプリガイドの理解や、初めてアプリを作るために必要なスキルの多くをすでに身に付けているといえるでしょう。最初は戸惑うかもしれませんが、これを何日か継続してみてください。
また、こちらの「React の流儀」をオススメします。多くの開発者から、紹介されている 5ステップのチュートリアルが非常に役立つと評判があります。
初めてのアプリ構築に React を使う最大の理由
JavaScript を使ってアプリを作るのが好きな初級開発者なら、なぜこんなにも同じ分野の人たちがReact に熱中するのか不思議に思うかもしれませんね。
しかしながら、その理由は、複雑な機能を実行するアプリケーションの構築が必要なキャリアのある段階に達するとわかるでしょう。
そして JavaScript は、今日のアプリ開発者のニーズに対応していないため、ある時点で非常に厄介なものになります。
そこで、以下のような理由から、React アプリを作るべきです:
- 再利用可能なコンポーネントを提供することで、長い目で見たら時間の節約になる。
- DOM の落とし穴を回避。
- ツールやアドバイスを惜しみなく提供する開発者たちの強固なコミュニティがある。
- React アプリが急速に業界標準になりつつある。
React を使ったビルドを学ぶと、数多くのデザインパターンにもアクセスできるようになります。
また、最初に学ぶべきおすすめのパターンには、以下のようなものがあります:
- ステートレスなコンポーネント
- 条件付きレンダリング
- レンダープロップ
- 制御コンポーネント
- React フック
React のデザインパターンについてのより深い理解に向けて、「知っておきたいReactの デザインパターン【2023年版】」の記事をぜひお読みください。
React と JavaScript の違い
React と JS には共通点があるものの、React を使いこなすには超えるべきハードルがいくつか出てきます。
最も顕著な違いには、以下のようなものがあります:
違い1:UIの構築法
JavaScript では、HTMLドキュメントの中にインターフェースを作成し、そのコードはサーバーに送られますが、Reactでは、ブラウザでUIを確定します。
最初は、こんな短いHTMLを追加するのは不自然に思われますが、現実的には、同じ結果が得られます。React はブラウザ内で動作し、JS はサーバーの助けが必要だという点が違いますね。
違い2:アプリ間の機能分割の方法
開発者が JavaScriptを使う方法は非常に複雑になり、JSの コードが耐えられないほど複雑に見えることがよくあります。その結果、同じアプリで作業している間に、多くのファイルを開き続けることになります。
対するReact は、機能をコンポーネントに分割することで、プロジェクトがより管理しやすくなります。
各コンポーネントには、そのコンポーネントが実行しなければいけないコードがすべて格納されており、その結果、ごちゃごちゃしたライブラリではなく、短いリストのようなコードが得られます。
違い3:アプリがユーザーデータを管理する方法
JS の場合、例えば、テキストフィールドに名前を入力すると、その情報はサーバーに転送される前に DOM に移動するといったように、ユーザーから送信されたデータは、ブラウザが扱う DOM(ドキュメントを物として扱うモデル)に格納されます。
一方 React は、ユーザーデータは変数として保存されます。ユーザーの視点からは、何も大きく変わることはありませんが、バックエンドでは、データの管理がはるかに簡単になります。
React アプリ第1号を作るのに他に必要なもの
JavaScript、CSS、HTML の経験があれば、もう React を使えるようなものです。ただし、Reactを使って何かを作る前に以下のインストールが必要です:
- Node.js:オープンソースの実行環境で、開発者はサーバーサイドで JavaScriptコードを実行できる。
- PowerShell:スクリプティングと自動化のフレームワークで、ユーザーはWindows 環境におけるさまざまなタスクの管理と自動化が可能。
- npm:再利用可能なコードモジュールやライブラリの管理および配布プロセスをシンプルにするパッケージマネージャ。
- React アプリの作成:利用可能なコーディング環境はこれだけではないが、おそらくこれがベストな選択である。
初めての React プロジェクトにツールチェーンは必要ないかもしれませんが、以下のようなオプションはチェックしておいて損はないと思います:
このような開発ツールキットはどれも便利です。使わないといけないということはありませんが、これで作業が楽になるでしょうから使うべきです。
React アプリ第1号を作る前の練習
JavaScript でどれだけ多くのアプリを作ったことがあっても、React でアプリを作るには、まずは React アプリガイド以上のものが必要です。ちなみに W3Schools には、簡単なアプリケーションの作り方を教えてくれる入門書があります。
また、以下でより多くの経験を積むことができます:
- React の構文を使った ◯✕ゲームの作成
- CodePen、CodeSandbox、Stackblitz のようなサンドボックスでの実験
- React.jsコンポーネント用の UXPin Mergeでライブラリの作成
- Codecademy のコースの受講(コースには費用がかかるが、多くの公共図書館システムに、利用者が無料でアクセスできるメンバーシップがある)
UXPin で React アプリのプロトタイプを作成およびテストする
UXPin を使うと、React アプリのプロトタイプの作成およびテストが簡単です。例えば、「JSXプリセットのオーサリングと管理」で、UXPin でのコードのテストがいかに簡単かをご覧ください。UXPin Editorのキャンバスにコンポーネントをドロップするだけで、意図したとおりに機能・動作するかをみることができます。
また、UXPin Merge を使えば、React.jsでコーディングされたコンポーネントを Git レポジトリから UXPin Editor にインポートして同期させることができるので、さらに一歩進んで、React を使ってデザイン全体を構築することができます。
要するに、React でコーディングできるものは何でも、プロトタイプで見せることができます。また、デザイン部門と緊密に連携すれば、ハンドオフのプロセスが短縮され、コミュニケーションのプロセスでの摩擦がなくなるので、非常に有益です。
アプリ開発経験の有無にかかわらず、UXPinがお手伝いします。クラウドベースのツールのコラボレーション機能を使って、周りとアイデアを共有しましょう。
UXPin アカウントがなくても、あなたのプロジェクトを閲覧し、フィードバックを残すことができます。正しいリンクさえあれば、プロトタイプにアクセスできますからね。
また、UXPinを使って、コードに取り掛かる前にアイデアを検討することもできます。ビルトインライブラリを使うことで、簡単に機能をテストでき、気に入った機能があれば製品に合った微調整を加えた独自のバージョンを作成することもできます。
単なるフラットなシンボルではなく、すでに制作可能でインタラクティブなライブコーディングされたコンポーネントでデザインしましょう。UXPin Merge へのアクセスリクエストはこちら。